江戸食と酒と旅の話

江戸文化好きライター・花松のブログ

「おひとりさま」でもくつろげそうな老舗うなぎ店、上野「伊豆栄」

 

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上野で入った「伊豆栄」は、江戸の中期創業の鰻割烹。不忍の池の目の前にある。現在の建物は昭和59年に建て替えられたものだそう。入店すると案内されたのは、なんと7階。巨大割烹だなぁ。

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7階まであるうえに客席はかなり広々としている。窓際からは不忍池が望める。天井には昭和っぽいシャンデリア。いや、全体的に昭和感が漂っているのだけど。

女性のウェイトレスさんは着物をお召しで、中にはいったい何年こちらでお勤めで……?と思うような年配とおぼしき方も。でも、そんな方々が、老舗の格を上げているようにも見える。

高級店らしくふっくらした上質なおしぼりで手を拭きながら、メニューを眺める。

鰻重の松、竹、梅の他、一品料理は、野菜煮、天ぷら、季節の野菜などなど……。そしてコース料理もあり、「鰻割烹」というだけあって、品数豊富だ。お酒も、ビール、冷酒、焼酎のほかワイン、ウィスキーとひととおり揃っていた。

とりあえずビールと季節の野菜の盛り合わせをオーダーする。盛合せは、フルーツトマトやエシャロット、とうもろこし、谷中生姜、里芋、きゅうりなどが美しく皿に並べられていた。

恋人と昼から散々飲んでいた休日の疲れを癒すべく、美しい野菜とビールを目の前に(結局飲んでる)ゆったりした時間を過ごす。

それにしても、鰻屋といえば、少しかしこまった雰囲気か、お重に集中して食べたらさっと帰なければいけない、そんなイメージだけど、ここはまるで読書でもできそうな雰囲気だ。

時刻は、20時頃。夕食どきともいえるこの時間にもかかわらず女性のひとり客がチラホラ。店が広いので、ひとり客でも4人がけテーブルでくつろげる。

いいな、うなぎおひとりさま。

私もいつかやりたい。

そんなことを考え、恋人そっちのけでうな重に夢中になってしまった。

お酒を飲んだ一日の〆にもやさしく、さらっと食べられてしまう鰻だ。

香ばしく、ほんわりして、しつこくない。

あとで知ったのですが、伊豆栄の鰻はタレに砂糖を一切使用していないのだとか。

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鰻が美味しいのはもちろん、老舗らしい優雅さと昭和っぽさが入り混じった空気がとても気い入った。いつかひとりで来てみたいな。

 

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