江戸グルメと酒と旅の話

旅行ライターやってます。昼飲み、郷土料理、江戸グルメ・老舗、神社仏閣、旅の記録などをつづっています。

芝大神宮でほっこり。参詣後は老舗の大門更科布屋で鳥南蛮を

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東京都港区の大門。地下鉄「大門」駅やJRの「浜松町」駅があり、駅周辺は高層ビルに囲まれ多くのサラリーマンが行き交うオフィス街だ。

そして、大門といえば何といっても「増上寺」。徳川家の菩薩時である壮大な寺だ。また、周辺には駅名の由来となった大門や、史跡、小さいながらも歴史ある神社仏閣も点在している。

9月の某日、増上寺を参った後に「芝大神宮」と老舗蕎麦屋「大門更科布屋」に立ち寄った。

増上寺についてはコチラ↓

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阿弥陀如来様オーラに癒され、増上寺を後にし、てくてく。大門をくぐり1、2分歩いたところで、左折する。芝大神宮のお祭り「だらだら祭り」のためか、神社の周辺には提灯がいたるところで見られた。門前町らしくて良い。

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見えてきたのは、白い鳥居だ。 

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芝大神宮の創建は1005年。由緒によると、ご祭神は伊勢神宮と同じアマテラスオオカミとトヨウケノオオカミとのこと。伊勢神宮と同じご祭神というと、ちょっと構えてしまう。が、境内はこじんまりとしているうえ、とても親しみやすい雰囲気。芝大神宮の祭り「だらだら祭」の最中だからなのか、もともとそんなエネルギーがあるのか、なんとなく陽気なエネルギーを感じた。古来から周辺の人々に親しまれてきたのだろうなぁ。

第一印象は、近代的でちょっと寒々しい感じだったので、親しみやすい雰囲気は、少々意外だった。

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参拝をし、御朱印をいただく。

授与品が並んでいるコーナーを見ると、生姜や生姜アメなどがあった。生姜はお祭りだからかな。

窓口の方に聞いてみると、昔は周辺に生姜畑があり、奉納も多くされていたとのこと。それにちなんで、生姜の縁起物を用意しているそうだ。

境内でもう少しゆっくりしたかったのだが、この日はあいにくの雨。小さな敷地内に雨をしのいで休める場所はないので、蕎麦屋を目指すことに。

ちなみに御朱印をいただくと、生姜あめ1つとカード式のお守りがもらえる。

全体的になんだかほっこりする神社だった。

次に向かったのは、老舗の蕎麦屋・大門更科布屋。芝大神宮とは目と鼻の先の距離。

このあたりは由緒ある神社仏閣が多いエリアだが、それと同時にビジネス街でもあるためか、古い店や日本情緒のある店などをあまり見かけないのが、にわかに残念。

そんな中で大門更科布屋は創業1791年。200年以上も人々が通い続けている蕎麦屋ということで、かつて門前町として栄えていたであろう面影を感じさせてくれる存在だ。

暖簾をくぐると、店内はこれぞ昔ながらの蕎麦屋という感じ。木製の椅子とテーブル、落ち着いた照明、砂壁のあちこちに貼ってある毛筆書きのメニュー、昭和っぽい制服の花番さん、などなど。神社仏閣巡りの余韻に浸るのにぴったりだ。

オーダーしたのは、かしわ南蛮。シンプルな味わいだけど、お蕎麦の香りがふわり。もっちりとした蕎麦に、葱と鳥肉は滋味深く、美味しい。雨が降っていて肌寒かったので温かさが身に染みる。

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ただ、店名に“更科”とあるので、本領発揮するのは冷たい蕎麦か。代々口伝で受け継がれている「変わりそば」の技術を活かし、二八、十割、更科、季節変わりそば2種の5種が用意されている。

酒の種類も酒肴も豊富なのでぜひまた来たい。

やっぱり、歴史ある神社仏閣を参ったあとは、こんな風に昔ながらのグルメに舌鼓を打ちたいものだ。